日本知能情報ファジィ学会 合同ワークショップFHHB+KB
（第４回人間共生システム研究会）
参加報告
報告者：井上博行（福井大）
日 時：2008年12月6日(土)〜12月7日(日)
会場：福岡（休暇村・志賀島）
http://mozart.f-edu.fukui-u.ac.jp/FHHB_KB/
12月6日〜7日に合同ワークショップFHHB+KBが福岡の休暇村・志賀島で行われました．目の前に玄界灘が広がる施設での開催でした．このワークショップは，人間共生システム研究会だけでなく，ファジィ・コンピューティング研究部会，ヒューマンインタフェース研究部会，脳と知覚研究部会，九州支部の合同で行われたもので，別名「言いたい放題の合宿研究会」と呼ばれるものです．その名の通り，発表者も質問者も言いたい放題，聞きたい放題です．時間はあってないようなもので，とことんまで議論し尽くします．この合宿研究会も，今回で20回目になります．なお，人間共生システム研究会にとっては第4回HSS研究会を兼ねています．
さて，人間共生システム研究会のメンバーで参加したのは，残念ながら東京工芸大の荒井良徳先生と私だけでした．私も，参加したのが初日のみで，残念ながら恒例の夜の討論会に出席できませんでしたが，研究会を代表して研究発表を行ってきました．
私が発表したのは，「ファジィ決定木による花束の感性データ分析」です．花束のアンケートデータをファジィC4.5により解析を行い，有効な感性ルールを得るというものでした．他の発表と同様，45分近くも発表議論をしておりました．「ファジィ決定木というより確信度付き決定木といったほうがよいのでは」という手厳しい意見ももらいましたが，普段ではあまり議論にならないような細かなところまで意見が聞くことができ，大変有意義でした．
私が帰った後，お酒を飲みながらさらに議論が深められたことと思います．この研究会は今後も定期的に開かれ，人間共生システム研究会も主要メンバーとして参加していくことになると思います．かなり議論が白熱するので，発表する人は大変なところがありますが，研究を進める上で役立つことは間違いないので，次回以降も是非積極的に参加をお願いし，報告を終わります．
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