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前田陽一郎
(立命館大学)
片上大輔
(東京工芸大学)

「第4回HSSデザインコンテスト(HSS-DC)
&第23回HSS研究会 開催報告」

デザインコンテスト開催報告

報告者 宮本友樹(東京工芸大学)

■日時:2017年3月6日(月)〜7日(火)

■場所:神奈川工科大学 K3棟 1F 3102講義室,あつぎ飯山温泉 元湯旅館

CFP

 2017年3月6日(月),7日(火)に,神奈川工科大学および,あつぎ飯山温泉 元湯旅館において,日本知能情報ファジィ学会人間共生システム研究部会が開催され,その中で第4回人間共生システムデザインコンテスト(HSS-DC)&第23回HSS研究会が開催されました.会場の準備が済むと,研究部会代表幹事の前田陽一郎先生(ものつくり大学)による開会挨拶と趣旨のご説明(写真1,2)があり,早速HSS-DCのポスターセッションが始まりました.

写真1 前田陽一郎先生
写真2 会場の様子

ポスターセッションは,前半後半に分かれ,発表数は,全18件でした.発表は,すべて学生によって行われました.ポスターのデザイン,デモの設置,パブリックスピーキングなど,様々な点で工夫されている発表が多く,熱い議論が展開されていました(写真3〜6).

写真3 ポスターセッションの様子
写真4 教員によるデモ体験の様子
写真5 プレゼンテーションロボットまさる君
写真6 ポスターと社会的対話ロボットSota

 HSS-DCでは,発表を独自性,インパクト性,プレゼンテーション性の3観点から評価し,優秀な発表に対して表彰やトロフィーの授与を行っています.発表者の学生たちは,受賞のチャンスを掴むために高いモチベーションで臨んでいました.

 ポスターセッションの次は,特別講演として,一色正男先生(神奈川工科大学創造工学部ホームエレクトロニクス開発学科教授,スマートハウス研究センター所長)に「スマートハウスの現状」について,約1時間のお話を頂きました(写真7).今話題となっているIoTと,我々が専門とする人工知能が組み合わさり,スマートハウスの技術がさらに発展していく可能性を感じることのできる,とても有意義な講演でした.一色先生,ありがとうございました.

写真7 一色正男先生

 夜は元湯旅館に移動しました.少しの休憩を挟んで,すぐ夕食でした.参加者全員揃って,旅館のごちそうに舌鼓を打ちました(写真8).乾杯の音頭を取ったのは,吉川大弘先生(名古屋大学)でした(写真9).

写真8 獅子鍋(絶品)
写真9 乾杯の音頭を取る吉川大弘先生
写真10 夕食の一幕(A)
写真11 夕食の一幕(B)

 2日目に,HSS-DCの表彰式が行われました.表彰式の前に,各先生方から一言ずつ講評を頂きました.写真12は,名古屋大学のジメネス・フェリックス先生です.噂によれば,ジメネス先生は,学生時代にHSS-DCで発表し,賞を総なめにしていたとか,いないとか.

写真12 ジメネス・フェリックス先生
写真13 表彰式の様子(A)
写真14 表彰式の様子(B)
写真15 表彰式の様子(C)

 最後は,旅館の大きな狸をバックにみんなでパシャリ!とても楽しく,かつ意義深い研究会でした!参加者のみなさま,お疲れさまでした!

写真16 集合写真

 以下に、人間共生システムデザインコンテストのポスターセッションのプログラムを掲載します。

プログラム

3月6日(月)

  • 12:30 受付開始
  • 12:30〜13:00 ポスター&インタラクティブセッション準備時間
  • 13:00〜13:10 開会挨拶&趣旨説明 研究部会代表幹事 前田 陽一郎(ものつくり大学)
  • 13:10〜15:20 ポスター&インタラクティブセッション

    13:10〜14:10 ポスター&インタラクティブセッションGroup1コアタイム 
       
    ・G1−1 (HSS-22-1):「聴導犬ロボットにおける Ir カメラを用いた人物検出の提案」
    田中智、工藤星人、中村剛士(名工大)、 加納政芳(中京大)、 山田晃嗣(IAMAS)、
     大岩大夢(中部大)、 岩堀祐之(中部大)、 福井慎二(愛教大)
     ・G1−2 (HSS-22-2):「音響特徴を用いたオノマトペの用法分類の試み」
    浦田大貴、中村剛士(名工大)、加納政芳(中京大)、山田晃嗣(IAMAS)
     ・G1−3 (HSS-22-3):「聴導犬ロボットにおける LRF を用いた障害物移動可否判定の提案」
    吉田行宏、中村剛士(名工大)、加納政芳(中京大)、山田晃嗣(IAMAS)
     ・G1−4 (HSS-22-4):「DCGANを用いたイラストの画風再現の試み」
    児玉涼次、中村剛士(名工大)、加納政芳(中京大)、山田晃嗣(IAMAS)
     ・G1−5 (HSS-22-5):「発汗情報を用いたリラクゼーションサウンド生成システム」
    寺本裕貴、前田陽一郎(ものつくり大)
     ・G1−6 (HSS-22-6):「Virtual Reality によるドライバの視界体験システム」
    相川 裕哉,上野ふき,加納政芳(中京大)
     ・G1−7 (HSS-22-7):「教育支援ロボットにおける身体動作による感情表出法に関する研究」
    谷嵜悠平,ジメネスフェリックス,吉川大弘,古橋武(名古屋大)
     ・G1−8 (HSS-22-8):「参加者とのインタラクションを行うプレゼンテーションロボットシステムの開発」
    八尾基寛,増田寛之,大島徹,小柳健一,本吉達郎,澤井圭(富山県立大)
     ・G1−9 (HSS-22-9):「新産業用ロボットのための全方向移動プラットフォーム」
    吉田哲也,大森浩二郎,鈴木秀和(東京工芸大)
  • 14:10〜14:20 休憩(10分)

    14:20〜15:20 ポスター&インタラクティブセッションGroup2コアタイム 

    ・ G2−1 (HSS-22-10):「マルチモーダル入力を用いた身体差を超える対戦を実現する格闘技システムの開発」
    沓澤渉,加藤大典,酒井起樹,山崎洋一(神奈川工科大)
    ・G2−2 (HSS-22-11):「人狼 BBS のログデータを利用した人狼知能の発話プロトコル文の言い換えによる人間らしさの表出」
    中村洋文,片上大輔(東京工芸大),鳥海不二夫(東京大),大澤博隆(筑波大),稲葉通将
    (広島市立大),篠田孝祐(電気通信大),狩野芳伸(静岡大)
    ・G2−3 (HSS-22-12):「視線動作を付与した人狼対戦システムの開発」
    新羅慧,片上大輔(東京工芸大),鳥海不二夫(東京大),大澤博隆(筑波大),稲葉通将
    (広島市立大),篠田孝祐(電気通信大)
    ・G2−4 (HSS-22-13):「雑談により同乗者効果を発揮する同乗者エージェントの開発」
    大坪皓一,片上大輔(東京工芸大),稲葉通将(広島市立大),田中貴紘(名古屋大)
    ・G2−5 (HSS-22-14):「ポジティブ・ポライトネスによって構築される新しい関係性 〜人と擬人化エージェントのコミュニケーション発展に向けて〜」
    宮本友樹,片上大輔(東京工芸大)
    ・G2−6 (HSS-22-15):「Emotion API を用いた表情認識による SmartEyeglass への実装に向けた雰囲気認知」
    坂口夏美,片上大輔(東京工芸大)
    ・G2−7 (HSS-22-16):「Twitter と社会的対話ロボットを用いた TV 視聴時の懇意性存在感の生成」
    古屋敷さくら,片上大輔,荒井良徳(東京工芸大)
    ・G2−8 (HSS-22-17):「センシングルームにおけるロボットのための環境サーバの開発」
    金森拓樹,増田寛之,大島徹,小柳健一,本吉達郎,澤井圭(富山県立大)
     G2−9 (HSS-22-18):「聴導犬ロボットにおける感情表出機構 SHIPPO の開発」
    亀田悠爾,片上大輔(東京工芸大),中村剛士(名古屋工業大),山崎洋一(神奈川工科大)

  • 14:10〜14:20 休憩(5分)

    14:20〜15:20 ポスター&インタラクティブセッションGroup3コアタイム  

    ・HSS−18−13(G3−1)榊原 洸太(福井大)「深度センサを用いた人間動作の観察から動作模倣を行う人型ロボットのためのパーティクルフィルタを用いた関節角度時系列推定」
    ・HSS−18−14(G3−2)遠藤 和也(中京大)「オノマトペを用いた書写技能伝達ロボット」
    ・HSS−18−15(G3−3)荒井 健次(富県大)「初学者の自立的なプログラミング操作を目指したP-CUBEの改良」
    ・HSS−18−16(G3−4)山本 晃平(石川高専)「感圧導電性衣服を用いた感情認識」
    ・HSS−18−17(G3−5)菅原 龍光(東京工芸大学大学院)「複数のディスコミュニケーションロボットが作り出す新しいコミュニケーション空間の構築」
    ・ HSS−18−18(G3−6)宮越 拓実(東京工芸大学)「震災時におけるTwitterのネガティブ情報による遠距離徒歩帰宅者を削減するための研究」


  • 15:20〜15:30 休憩
  • 15:30〜16:30 神奈川工科大学 一色 正男 先生 (司会:前田)
    (神奈川工科大学 創造工学部 ホームエレクトロニクス開発学科 教授、スマートハウス研究センター所長)  講演題目「スマートハウスの現状」(仮題)
  • 16:30〜17:10 研究所見学(神奈川工科大学 スマートハウス研究センター、他)
  • 17:10〜17:20 連絡事項 山崎 洋一(神奈川工科大学)、井上 博行(福井大学)

  • 17:30〜18:00 バスで元湯旅館へ移動・チェックイン
    大学17:30発で送迎バス(旅館まで20分程度)により移動
  • 18:00〜18:30 委員会(学生は休憩)
  • 19:00〜   夕食
  • 21:00〜   懇親会・ナイトセッション

3月7日(火)

  • 7:30〜9:30 朝食
  • 10:00〜12:00 人間共生システム討論会(司会:片上) 討論者:幹事一同
    「人間共生システム研究の現状課題と将来展望について」
  • 12:00〜12:10 閉会挨拶 研究部会副代表幹事 片上 大輔(東京工芸大学)
  • 12:10〜13:00 昼食(その後、解散)